再生砕石プラント事業・木チッププラント・建設・土木に関することなら、飯田建設工業株式会社へ

自然環境の明日を想像します 
飯田建設工業株式会社

新製品・品質向上への取組み

取組課題3 <廃棄瓦の再利用とその効果に関する課題>

 解体工事、新・改築工事に伴って廃棄される瓦は地域性にもよりますが各地年間数万トンと大量におよび、 その処分が業界においても常に課題とされています。 瓦は製造時、主に粘土を原料としかなりの高温で焼成され、セラミックの性質を保持しているものです。

弊社の再生処分業界的な意見としては、破砕後の物理試験の数値が物足りない事と、 黒・赤・青等の色合いが、再生建設資材として所謂 ”見た目” における 利用の際にマイナス的な要素がある事も再生処分の妨げになっていました。
これもまた、溶融スラグと同様に、見た目と生産原料・過程への偏見が仮にあるとすれば、 それを払拭すべき試みが既に各地・各方面で実施されている事に感化されるべく、 弊社もその取り組みを開始しています。

 破砕処分業者は再生品生産工程上、それぞれの廃棄物の不純物を除去し用途に合った粒度調整が可能であるという利点があります。 廃棄瓦を粒度調整し破砕すれば見た目が一新するケースがある点と、瓦そのものの性質に環境保全効果があるという点にも注目しました。

 その地域性の用途により再生建設資材の取り扱いに差があり、従来までに各地では暗渠排水用資材・歩道敷材等に再利用されてきた例もあります。 又、農業分野においても廃棄瓦の粉末は生育促進効果があると実証されてもいます。
更には、川への廃棄瓦の敷並べによりある種の魚が戻ってきたという例もあると言われています。

廃棄瓦の再利用実施工例
 弊社の取り組みの一つでは、廃棄瓦を破砕工程にて不純物を取り除き粒度調整したものを、各施設の温かいご協力を賜り、粒度調整瓦を再利用・施工して戴きました。 下写真は実際施工例です。
信貴山のどか村 http://www.sigisan-nodokamura.com/

のどか村施工例
■兵庫県某市カントリー倶楽部
カントリークラブ


 御覧の様に、粒度調整瓦はその施工場所によって美観的に優れた調和効果を生む資材である事が分かります。
因みに弊社の生産過程では、粒度の調整は粉末状のものから40mmのものまで用途に合わせた幅広い粒度の調整生産が可能なのは言うまでもなく、 ここにもまた、再生品はこうあるべきであるという固定観念を一新すべき時代到来の理由を感じざるを得ません。 



会社概要 | 管理マニュアル | サイトマップ | お問合せ

当ホームページに掲載の一切の情報は著作権法に保護され、著作権は飯田建設工業株式会社に帰属します。写真・文章表現・文字データ等の転載・転用は一切禁止いたします。

©2011 Iida Construction Industry Corporation. All Rights Reserved.